滋賀県長浜市発のランジェリーブランドが、国内外で注目されている。確かな縫製とファッション性の高さが評価され、今秋、中国・上海で催された若手ブランドのコンテストで3位入賞。来年1月には、パリで開かれる国際ランジェリー展からオファーがあり、海外で初めてブース出展する。
ブランドは「ラ・シレーヌ」。繊維製品の加工販売などを手がける「アビタクリエイト」（長浜市高橋町）のFD（ファンデーション）事業部（大阪市西区）が運営する。「ラ・シレーヌ」はフランス語で人魚を意味する。しなやかな体を彩る鱗（うろこ）のような存在でありたいとの思いを込めた。
デザイナーの吉持玲沙（れさ）さん（27）は長浜市出身。ファッション系の専門学校を卒業後、下着メーカーに就職。その後、アビタクリエイトに移り、2022年9月に「ラ・シレーヌ」を立ち上げた。高価な輸入ブランドが多いランジェリー分野で、品質の良いものを日常的に使いやすい価格で提供することをめざした。
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