二回裏に右前安打を放ち、一塁に出た長野高専の山科(右)=2025年7月6日、セキスイハイム松本、佐藤仁彦撮影

 (6日、第107回全国高校野球選手権大会長野大会1回戦 飯田OIDE長姫17―0長野高専)

 長野高専の山科剣人(3年)は、捕手として先発出場し、後輩投手2人をリードした。最後は自らマウンドに上がったが、五回コールドで飯田OIDE長姫に敗れた。

 この日は二回裏に右前安打を放ち、打撃で気を吐いた。守備では、緊張して体をこわばらせる1年生投手に「深呼吸しろ。オレがどんな球も受け止めてやる」と笑顔で励まし続けた。

 部員11人。今春は1年生が7人も入部し、単独チームとして3年ぶりの出場がかなった。「後輩たちをひっぱり切れなかったときもあったけど、楽しくついてきてくれたことに、ありがとうと伝えたい」

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