草津温泉があるのは群馬県。でも間違えて滋賀県の草津市に来てしまう人もいるという。そこで生まれたのが「温泉ないまんじゅう」。市の知名度向上を狙った新しい土産は、22日のイベントで初めて販売される。
中身はこしあんの上用まんじゅう。表面の焼き印は、温泉マークに〝ない〟を意味する斜めの線を加えた。「温泉地と言えば温泉まんじゅうが定番。それをもじったものがあったらおもしろいかなと」。草津市観光物産協会で広報・企画を担当する谷坂優希さん(29)は話す。温泉ないまんじゅうの考案者だ。
協会には草津温泉に関する問い合わせが、よく寄せられる。冬になると毎週2~3件の電話やメールがある。昨年、JR草津駅の観光案内所に電話で尋ねたり、実際に訪れたりした人は46人いたという。
草津市にとっては深刻な問題
東京の大学を出て出版社で働…