国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長=ロイター

 米国とイスラエルから核施設を爆撃されたイランの核開発能力について、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は「数カ月以内に濃縮ウランを生産する能力がある」との見方を示した。米CBSが28日、グロッシ氏へのインタビューの内容を報じた。

 米軍が爆撃したイラン中部のフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの核施設の状況について、グロッシ氏は、「深刻なダメージを受けたことは明らかで、イランの核開発能力を後退させた」と述べた。その上で、「イランは数カ月以内に遠心分離機を稼働させて濃縮ウランを生産する能力がある。すべてが消え去り、何も残っていないとは言えない」との認識を示した。

高濃縮ウランの行方は

 イランの核施設へのダメージ…

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