「アウト」や「セーフ」の的確なジェスチャーを確認した=2025年6月15日、甲府市、池田拓哉撮影

 第107回全国高校野球選手権山梨大会(朝日新聞社、県高校野球連盟主催)に向けた審判講習会が15日、甲府市の山日YBS球場であった。7月10日の開幕を前に、審判委員31人が技術の向上に努めた。

 プレーヤー役として日川、都留、都留興譲館、塩山、上野原、山梨農林の6校の野球部員も参加した。

 日本高校野球連盟の審判員で、東京六大学野球での経験も豊富な鈴木隆行さんが講師を務めた。ジェスチャーの基本動作やストライクゾーンの確認のほか、挟殺プレーなど選手の動きに合わせた実践的な判定の練習に力を注いだ。

 鈴木さんは、無駄のないきびきびとしたフットワークによって試合がテンポよく進むと説明。ストライク、ボールの判定では「迷ったらストライク」などと指導していた。「プレーを引き立てる動作や声の大きさを心がけることが大切」と話していた。

 内藤広文・県高野連審判委員長は「3年生にとっては最後の晴れ舞台。気持ちを込めて一生懸命に取り組みたい」と話していた。

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