国連人口基金(UNFPA)は10日、「世界人口白書」を発表し、子どもを持つ適齢期の成人の約2割が、理想とする数の子どもを持てないと考えていると明らかにした。主に経済的な要因が子どもを持つことへの障壁になっているという。
今年は、世界の約4割の人口を占める14カ国での調査を実施。白書では「生殖の危機」をテーマに、人びとが自由に生殖に関する選択をできていない現状を指摘した。調査では、31%が「意図しない妊娠」を経験した一方で、23%が「子どもがほしくても持てなかった時期がある」と答えた。
子どもを持つことへの障壁は…