終戦から79年を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が、日本武道館(東京)で開かれた。遺族ら約4千人が参列。第2次大戦で亡くなった約310万人を思い、平和と不戦を誓った。
厚生労働省によると、全国から3055人の遺族が追悼式に参列。コロナ禍前の2019年の約6割の水準まで戻った。8日時点の参列予定者のうち、戦後生まれは1513人で全体の47.1%と過去最多だった。
追悼式では、正午に参列者全員で1分間の黙禱(もくとう)を捧げた。その後、天皇陛下が「おことば」で、「深い反省」に触れ「再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べた。
歴代首相は、アジア諸国への加害責任として「深い反省」などと言及してきた。だが、13年の第2次安倍政権から文言が消え、岸田文雄首相の式辞でも触れなかった。
一方、岸田氏は、故安倍晋三…