26日に開幕するパリ五輪に、ガザ地区がイスラエルの侵攻を受けているパレスチナから8人が出場する。ヨルダン川西岸ラマラで14日に開かれたパレスチナ代表の壮行会で、競泳女子のバレリー・タラジ選手(24)が壇上に立った。
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「私は競うために泳ぐ。でも、ガザには生きるために泳ぐ人がいる。命がけでおぼれそうになりながら」
ガザでは支援物資が限られ、飢餓の危機が続く。避難民の中には、空から海に投下される物資を求め、高波の地中海で身を危険にさらしながら必死に泳ぐ人もいるという。
ガザから届く悲痛なメッセージ 「我々は一人の人間だ」
「ガザでスポーツはぜいたく…