女性議員らでつくる「鹿児島県内の女性議員を100人にする会」が21日、県庁で記者会見した。昨年の統一地方選や4月の鹿児島市議選を経て女性議員数は92人と手応えを語る一方で、女性不在の「ゼロ議会」がまだ多いとの課題も挙げた。
鹿児島市議選(定数45)では、過去最多の15人の女性が立ち、12人が当選。改選前より4人増え、比率は26.7%で、トップ当選者も女性だった。
昨年の県議選(定数51)も女性の躍進が目立ち、立候補した12人中11人が議席を獲得。改選前の5人から倍増し、比率は21.6%に上がった。内閣府によると、全都道府県議会で5番目(昨年4月時点)に高い割合となっている。
南さつま市議で同会代表の平神純子さん(67)は、1996年に会を設立。女性候補者の掘り起こしや支援、出馬に関する相談の受け付けに取り組んできた。昨年の統一地方選では「ゼロ議会」だった阿久根市や大崎町で、支援した候補者が議員になった。
平神さんは「社会の半数は女…