イランで19日早朝、イスラエルによるとみられる攻撃があった。長年にわたり敵対してきた両国間の緊張の高まりは、中東だけでなく日本を含む世界の安定にも影響する。どの国もエスカレーションを望んでいないが、報復の連鎖による悪循環に陥る恐れもある。
発端はイスラエルによるイラン大使館への攻撃
イスラエルが19日、イランへの攻撃に踏み切ったとみられる。米メディアによると、イラン中部の都市イスファハン近郊の軍事基地などを攻撃したとされる。紛争の拡大を懸念する国際社会が自制を求める中で、イスラエルが攻撃を選んだ背景に何があるのか。米国の思惑とは。
「私たちは自分たちで決断を下す。イスラエルは自国の防衛のために必要なことは何でもする」
イスラエルのネタニヤフ首相…