美容医療をめぐるトラブルが相次ぐなか、業界で一つの言葉が注目を浴びている。
「直美」
「ちょくび」と読む。「なおみ」ではない。
医学部卒業後、2年間の研修医を終え、「直接」「美容」業界に進む若手医師を指す。
研修医の後、専門医となるための3~5年間の研修を積まないため、技量や合併症への対応などについて懸念する指摘もある。
東京都内の20代の男性は、直美の一人。肩書は都内の美容外科クリニックの院長だ。
もともとは、眼科や整形外科などの専門医を志していた。
だが、研修医時代、専門研修の場となる複数の医局の見学で考えが変わった。
記事後半で、銀座での院長時代に年収1億円を超えたという30代の医師に話を聞いています。
週2回当直、未明まで資料作り 医局の医師の年収は…
夜中の3時まで、翌朝の症例検討会の資料を作る。当直は週2回。休みの日も患者の急変などの呼び出しに備え、遠出もできない。
そこで働く勤務医の年収は3…