東京都知事選(7月7日投開票)で2位と躍進した石丸伸二氏(41)を押し上げた要因は、有権者の既存政党への不信感の鬱積(うっせき)だったのでないか--。「石丸現象」を少しでも読み解くためにそう仮説を立て、朝日新聞社が7月20、21日に実施した全国世論調査(電話)で、既存政党への信頼を問う質問をしてみました。
電話調査で「既存政党」と聞いても伝わりにくいため、「いまの政党」と電話口でわかりやすい表現に置き換えました。
調査で「いまの政党を全体として、信頼していますか」と尋ねたところ、「信頼していない」69%が「信頼している」23%を上回りました。予想通り、既存政党への不信感は強かったです。
全体の半分以上を占める無党派層では「信頼していない」の79%に対して「信頼している」が12%。さらに差が大きくなりました。
石丸氏は、既存政党の組織的支援を受けず、SNSや動画などインターネットを駆使し、無党派層を中心に支持を広げたとされています。
結果は年代別でも特徴的な結…