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世界獣医師会次期会長に選出された蔵内勇夫県議(中央)=2024年3月15日、福岡市博多区、添田樹紀撮影
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 日本獣医師会は、獣医師の蔵内勇夫・自民党福岡県議(70)=10期=が世界獣医師会(WVA)の次期会長に就任すると発表した。日本人の同会長就任は初めてという。

 蔵内氏は2013年から日本獣医師会長、22年からアジア獣医師会連合会長を務め、2月のWVA次期会長選挙で選ばれた。4月中旬に南アフリカで開かれるWVA総会で正式に就任が決まる。会長の任期は26年4月から2年間の予定。

 県議には1987年に初当選。元党県連会長で、「県議会のドン」とも呼ばれる。獣医師の立場から、人と動物の健康と環境の健全性を一体的に考える「ワンヘルス」推進に取り組んできた。

 蔵内氏は3月、服部誠太郎知事らに次期会長選出を報告。取材には「世界的な国際組織と連携してワンヘルスを広げていく。国連のワンヘルスに関する国際会議などを日本に、できれば福岡に誘致したい」と話した。(添田樹紀)

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