「私は担がれただけなので」。公設第2秘書の給与などを国からだましとったとして、東京地検特捜部に詐欺罪で在宅起訴された広瀬めぐみ前参院議員(58)=自民党離党、議員辞職=は当選翌日、報道陣にそう語っていた。「政治の世界は知らなかった」という広瀬氏。自民県連に選ばれた理由は何だったのか。
立候補前に配信されたユーチューブチャンネルの動画での広瀬氏の発言にその理由の一端が垣間見える。
「政治の世界は全く私は知らなかった。一応、階さんは同じ学年で、なんとなくこんな感じかなっていう風には思っていた」
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「階さん」とは立憲民主党の階猛衆院議員(岩手1区)のことだ。広瀬氏とは、地元の名門高校「盛岡一高」の同級生だ。
広瀬氏は自身の持つ人脈などをフルに使い、初当選し、そして、自民党はそれを徹底的に利用しました。その政治責任はどこにあるのでしょうか。
盛岡一高の人脈が支えに
広瀬氏を国政に押し上げた要…