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 未来の移動手段として期待されている「空飛ぶクルマ」。13日に開幕する大阪・関西万博では、会期中にベンチャー企業など3陣営がデモ飛行を予定する。安全面や法整備など実用化に向けた課題は多いが、関係者の間では「重要な一歩を踏み出すことになる」と期待は大きい。

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「スカイドライブ」が開発・製造した「空飛ぶクルマ」=2025年4月9日午後5時10分、大阪市此花区の夢洲、水野義則撮影

 国内で機体を開発・製造する愛知県のベンチャー「スカイドライブ」は、万博開幕前の9日、報道公開された会場で飛行を初公開。真上にふわりと浮かび上がると、約5メートルの高さで、前進や旋回などを約4分間披露した。7~8月には、会場内外の発着場を行き来する姿を一般の来場者にも観覧してもらう予定だ。

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