米不足による価格高騰が深刻化するなか、水戸市は30日、米を返礼品とするふるさと納税が、前年比で7倍に増えたと明らかにした。米の主要産地で申し込みが集中して発送できない事態が相次ぎ、「米どころ」として有名ではない自治体にも申し込みが殺到したとみられる。
同市は、茨城県産コシヒカリを県共通返礼品として用意している。市市民税課によると、米を返礼品とする4月の寄付額は4600万2千円。前年同月は652万8千円だった。3月までは前年並みだったが、4月に入って急増したという。
米どころ自治体は「寄付者に送れない」
県内で米どころとして知られ…