米価の高騰を受けて放出された備蓄米が使われたブレンド米。ふっくらと炊きあがった=2025年3月31日午後2時41分、東京都墨田区

 米の販売価格が高止まりし続ける中、群馬銀行系のシンクタンク群馬経済研究所が、群馬県内の世帯に米の購入状況について初めて調査した。米の購入量を減らした世帯が約3分の1に上り、今後の価格や供給への不安を感じる世帯は8割に上ることが分かった。

 調査は3月6~11日、県内在住の20歳以上で「世帯全体の食事の献立を決める立場の人」を対象に、インターネットで実施。1069世帯から回答があった。

 米を自宅で「ほぼ毎日炊いている」と答えた割合は45.4%と半数近くを占め、「よく炊いている」「たまに炊くことがある」を含めると90.4%に上った。同研究所は「食の多様化が進んでいると言われているが、依然として食生活の中心は米だと分かる」とする。

 米の入手方法は、「店舗での…

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