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ボストン近郊にある米ハーバード大学=2019年、藤原学思撮影

 トランプ米政権が22日、不当介入を拒む姿勢を示していたハーバード大学に対し、留学生受け入れに必要な認可を取り消した。在校中の留学生も「転学か法的資格の喪失」を選ばなければならないとしている。

 文部科学省によると、ハーバード大に留学中の日本人学生は110人。卒業生が米国の大学に進んだ日本国内の高校や塾の関係者らは一様に、事態の推移を見守ると話した。

 海外大進学者が多い首都圏の高校の担当者は、留学中の卒業生が転学を余儀なくされた場合、「他大学が受け入れてくれればいいが、難しければ(社会活動などを行う猶予期間を指す)ギャップイヤーを取得してしばらく休学するか……」と話した。

 今秋からの海外大進学者への影響は「まだ見えていない」。在校生には、他の米国大学に何らかの形で広がることも考えられるので、「国内大やカナダ、オーストラリア、ヨーロッパ、アジアなど米国以外の大学も併願するように勧めたい」と話した。

 同じく、ハーバード大など米…

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