フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯は9日、東京・国立代々木競技場で第2日があった。
ペアのフリーではショートプログラム(SP)首位だった「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が137・55点で2位。合計209・45点の総合2位で終えた。
フリーの中盤、スピンの最中に木原がバランスを崩す珍しいミスをしたが、演技後の2人は明るい表情でプログラムを振り返った。報道陣との主なやり取りは次の通り。
――演技を振り返って。
木原 「ペアスピンが一番大きなミスだったかなと思いますけれども、ミスの後も総崩れしなかったことは、昨日のSPに続いてすごく良かったかなと思います」
三浦 「(10月にあった)スケートアメリカの136(・44)点を超えたので、そこは良かったかなと思います」
- フィギュアスケート特集はこちら
――木原選手が演技後、人さし指を立てていたのは?
木原 「ペアスピンが抜けた(ミスをした)ので。あと、パッと見は大きなミスが1個だったんで、『その一つだったよね』って話です」
――久しぶりの日本での試合でした。大会を振り返って。
木原 「良かった点としては、ミスが出てしまってもそこから崩れることなく、集中を取り戻すことができた。そこは成長したなと思います」
「ただ、やっぱりミスが出てしまったので。この2日間は、順位に響くミスが二つ出た。そこは本当に改善しないといけないかな、と2人で思っています」
三浦 「SPは少し緊張していたんですけど、今日のフリーは気持ちを落ち着かせて挑むことができました。そういった気持ちの立て直し方は良かったかなと思います」
――GPファイナルまでの課題は?
木原 「スケートアメリカの後、休養を取って体のコンディションを整えないといけない状態になって、練習量を落とさないといけなくなっていました。今回、体の不安もしっかり取れたので、またファイナルに向けてハードな練習を積めたらいいかなと思います」
三浦 「言ってくれた通り、プログラムの数をこなしていきたいかなと思います」
よいお勉強になったかな
――練習がなかなか積めなかったというのは?
木原 「腰痛が少しまた再発…