Smiley face
写真・図版
試合後、湯浅桜翼主将を抱きしめる須江航監督(右)=2024年7月、楽天モバイルパーク宮城、阿部育子撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 高校野球の強豪、仙台育英の須江航監督(41)を招いた講演会「これからの高校野球、教育について、地域の皆さんと考えてみる」(朝日新聞社、県朝日会主催)が16日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれた。須江監督は、参加者からの質問に答えながら、指導方針や部員たちとの向き合い方などについて話した。

 須江監督は仙台育英出身で、高校2年の秋から学生コーチに。系列中学校の監督を経て、2018年に仙台育英硬式野球部の監督に就任。22年夏の甲子園では、東北勢初の全国制覇を成し遂げた。

 指導では「野球ばかりにならないことを大切にしている」として、毎年3月11日には東日本大震災の被災地でボランティア活動をしていることなどを紹介。防災教育に力を入れているほか、冬のオフシーズンには合唱の練習もしているという。

 講演会の後半では、参加者の質問が書かれた紙を箱から引き、須江監督がその場で回答。「結果が出ない人にどのようにアドバイスしますか」という質問には「何かを言うのではなく、まず聞く。聞かれたことに対して答えることが大事」とし、相手の話をじっくり聞くことの重要性を指摘した。

共有