通常国会は20日、会期末の22日を迎える前に事実上閉幕した。参院選は「7月3日公示、同20日投開票」の日程で行われることが確定的で、与野党は選挙戦をにらんだ動きを本格化させる。
1月下旬召集の通常国会では、衆院で与党が過半数に満たない約30年ぶりとなる少数与党国会のもとでの論戦が行われた。最大の焦点だった2025年度予算をめぐっては、自民、公明両党は日本維新の会と高校無償化で合意し、年度内成立にこぎ着けた。一方、政治とカネの問題をめぐり、企業・団体献金の扱いの結論が先送りされるなど、参院選後に積み残された課題も多い。
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政府は来週中にも「7月3日公示、同20日投開票」の参院選の日程を閣議決定する。参院は定数248で、このうち124議席(選挙区74、比例代表50)が改選。今回は東京選挙区の補欠選挙(欠員1)と合わせ計125議席が争われる。
石破政権にとっては政権維持…