大阪維新の会の吉村洋文代表は7日、所属していた土井達也府議=泉南市・阪南市・田尻町・岬町=について、6日付で除名処分としたと明らかにした。
関係者によると、土井氏は「維新を名乗れば、誰もが当選」「選挙互助会」と維新を批判する内容の文書を配るなどしたという。吉村氏は「党の名誉を傷つける行為がこれまで複数あり、注意などもしてきたが改善されず、改善される見込みもない」と処分理由を説明した。
土井氏は5月31日に会見し、離党届を出したと明らかにしていた。阪南市内の産業用地造成事業をめぐり、維新公認で当選した水野謙二市長が運営する市側の情報公開のあり方などを問題視していると主張。10月の市長選について「政策の考え方の違いで応援できない。けじめをつけるのが筋だと思った」と話していた。
土井氏は現在6期目で、2020~21年には議長も務めた。現在は無所属で活動している。