このごろ「脱(だつ)炭素」という言葉をよく聞くよ。地球温暖化を食い止めるために、二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)といった「温室効果ガス」を減らす取り組みのことだけれど、どのように進められているんだろう。
毎日、暑い日が続いているけれど、壁(かべ)や天井などに熱を通しにくい素材を使っている家は外からの熱が伝わりにくく、冷房(ぼう)がよく利くよ。冬は反対に室内の熱を保つことができて、暖房が利きやすい。
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温室効果ガスは、電気などエネルギーをつくるために化石燃料を燃やすときにたくさん排(はい)出される。日本では発電の約7割は化石燃料による火力発電だから、電気の使用量を減らす建物の断熱は、脱炭素の取り組みのひとつなんだ。
電気を太陽光や風力、地熱といった再生可能エネルギーからつくることも大事な脱炭素だ。畑や田んぼの上に太陽光パネルを設置して、発電と農業を一緒(しょ)に行う「ソーラーシェアリング」も広がり始めている。ソーラーは太陽光、シェアリングは分け合うという意味だよ。
パネルがある分、地面に届く…