「最大のマーチングバンド」のギネス世界記録への挑戦の日が迫ってきた。

 11日、開場前の大阪・関西万博の会場に全国各地の子どもから大人までが集い、「星条旗よ永遠なれ」のマーチング演奏と「故郷(ふるさと)」を立奏。大人数での同時演奏の世界記録をめざす。

 現在の記録は、1997年に関西の吹奏楽の祭典「ブラスエキスポ」で達成された1万1157人。今回の挑戦も「ブラスエキスポ2025」(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社、アド・ダイセン社主催)の一環として企画されている。

 ギネスワールドレコーズジャパン社によると、今回の達成の要件は「全員が演奏しながら400メートル以上行進」「計5分以上演奏」「カラーガードなど演奏以外の参加は3分の1以下」などとなっている。

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 ギネス記録への挑戦に参加する常翔学園高校(大阪市)の吹奏楽部は、本番を楽しみにしながら、日々の活動に取り組んでいる。

 紫色を基調としたマーチング用衣装を着て、息の合った動きを繰り返す部員たちに、次々と指示を出していたマーチングリーダーでトロンボーン担当の深江樹里さん(3年)。「1万人以上の音は迫力が違うはず。みんなでいいパフォーマンスをしたい」と意気込む。

 同校は、2024年の関西マ…

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