缶コーヒー?と思いきや、よく見るとそれは小さなカメラ。飲料のサンプルたちに交じって防犯カメラを備えた自動販売機がいま、街中に増えている。
JR明石駅前の商業施設「パピオスあかし」(兵庫県明石市)の人通りの多い一角に、その自動販売機はある。飲料大手のキリンビバレッジが開発、設置した「みまもり自動販売機」だ。
飲料サンプルに並ぶ形で防犯カメラを搭載して24時間、周囲の映像を記録している。
ここに設置されたのは2月。その後も県内で設置が進み、現在は6市に計14台ある。
設置場所は主に公園や公共施設で、契約先は自治体が半数以上を占める。防犯カメラの維持管理費が削減できると民間団体からも好意的に受け入れられているという。
県内最多の5台が設置されている加東市の加東防犯協会の担当者は「一般的な防犯カメラを県や市の助成でつける場合は手続きが大変。電気代もかかり、台数をすぐに増やすことはできない」。
負担の仕組みは?
みまもり自販機であれば防犯…