「架空の妹になりすますことで、年齢で不当な扱いを受けることなく働きたかった」 25歳年下の架空の妹の戸籍を作り、なりすましたなどとして有印私文書偽造・同行使などの罪に問われた吉野千鶴被告(73)。東京地裁の薄井真由子裁判官は判決で、吉野被告の犯行動機をこう認定した。 「身分証明制度の根幹揺るがす」25歳下になりすました女に有罪判決 架空の人物になりすますという行為になぜ及んだのか。 「高齢者の能力が生かされない」 吉野被告は5月にあった被告…