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宝塚音楽学校の卒業式を終え、記念撮影に臨む第111期生ら=2025年3月1日午前11時、兵庫県宝塚市、原晟也撮影
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 宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で1日、卒業式があった。2年間の学びを終えた第111期生39人が、「タカラジェンヌ」としての第一歩を踏み出した。

 宝塚歌劇団を巡っては、2023年秋、劇団員女性が死亡する問題が起きた。劇団員の「長時間労働」について、参加が必要な稽古を労働時間として扱うよう改めるといった組織改革が進められている。中西達也校長は式辞で「舞台に専念できる環境が整ってきていると思う。常に高い目標と情熱を持って、不断の努力を続けて欲しい」と話した。

 111期生は23年春、競争率15・3倍の難関をくぐり抜けて入学。演劇やダンスなどの稽古に励んできた。

 式では、黒の紋付きに濃緑色のはかま姿の卒業生たちが一人ひとり名前を呼ばれ、中西校長から卒業証書を受け取った。

 式後、取材に応じた卒業生で兵庫県明石市出身の今井絢音さんは、「同期とともに毎日笑い、泣き、努力した2年間は私の宝物です」と振り返り、卒業生総代の光田悠那さんは「宝塚を愛してくださるすべてのお客様に、夢と希望を届けられる舞台人を目指す」と誓った。

 卒業生は4月19日から宝塚大劇場で始まる星組公演で初舞台を踏み、ラインダンスなどを披露する。

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