記者会見に臨む立憲民主党の野田佳彦代表=2025年8月8日午前10時35分、国会内、岩下毅撮影

 立憲民主党の7月の参院選の総括文書の原案が19日、判明した。獲得議席は横ばいの22議席にとどまった結果を「勝利することができなかった」と認め、立憲の現状を「『新規投票者層』と『若者世代』から既存政党と見なされ、魅力と期待値のある選択肢に映っていない」と分析した。総括は月内にも正式決定する方針。

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 原案は「与党が議席を大きく減らし、投票率が大きく上昇した中、獲得議席も比例得票も伸び悩む厳しい結果となった」と指摘。現職6人が議席を失ったことを「痛恨の極み」とも記した。

 目標としていた非改選を含む与党の過半数割れについて「現実のものとなった」としつつ、「事実上の政権選択ともされた選挙の中で、立憲は受け皿としての評価を得られず、野党第1党としての存在感が低下する選挙結果となった」と総括した。

新規投票層は自己利益追求…ブレずに「中道」重視

 参院選全体の状況については…

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