29日午後0時25分ごろ、北九州市門司区清見3丁目のマンションの敷地内で、草刈り作業中の業者から「手榴弾(しゅりゅうだん)を見つけた」と福岡県警門司署に通報があった。大きさは縦11センチ、最大の直径が5.5センチで、自衛隊が同4時半すぎに回収。米国製の手投げ弾だったと確認されたという。
署は発見場所を中心に半径30メートルの範囲に住む44世帯を対象に避難を呼びかけ、19世帯25人が一時、近くの市民センターに身を寄せた。手投げ弾は小さいパイナップルのような形で、茶色のサビのようなものが全体的についていた。ピンやレバーはなく、不発弾とされ、署は戦時中のものとみている。