当選を決め、支持者と握手をする森田初恵氏(中央)=埼玉県川越市小室、永沼仁撮影

 16年ぶりの新顔対決を制したのは、政治経験のない元女性裁判官だった。埼玉県川越市の新市長に26日、森田初恵氏(42)が選ばれた。与野党が相乗りして推した候補らを破った原動力は、何だったのか。

  • 埼玉県川越市長に元裁判官の森田氏が初当選 与野党相乗り候補ら破る

 26日午後11時半過ぎ。当選確実の開票結果を受け、森田氏の事務所は歓喜に沸いた。

 「裁判官としていろいろな人の話を聞くのが得意なので、多くの方の話を聞かせていただきながら、一緒に川越を動かしていきたい」。選挙戦で枯らした声で、しっかりと決意を語った。

「川越のことは政党ではなく」と「市民派」前面

 県内有数の観光地である川越…

共有
Exit mobile version