男性が刃物で刺された現場=2025年1月16日午前11時54分、兵庫県芦屋市、朝日放送テレビヘリから、小杉豊和撮影(画像の一部をぼかしています)

 兵庫県芦屋市の路上で16日、男性が刺された強盗殺人未遂事件で、同容疑で逮捕されたマレーシア国籍の男らが「襲撃を依頼されて来日した」という趣旨の説明をしたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は、男らに襲撃を指示し、航空券を手配した人物がいるとみている。

 事件は16日午前10時20分ごろ、芦屋市涼風町の路上で発生。別の男性に洗車を頼まれて現場を訪れていた男性(35)が2人組の男に腹部などを刺され、病院に搬送された。意識はあるという。

 2人組は男性のスマートフォンを奪い、赤いレンタカーで逃走したが、同日、大阪府警の捜査員に関西空港で身柄を確保され、県警が緊急逮捕した。

 芦屋署によると、逮捕されたのはいずれもマレーシア国籍で職業不詳、イー・テン・ホウ(58)、タン・ファン・チュン(58)の両容疑者。

 今月中旬に入国し、事件直後に国外へ出る予定で、被害男性と面識はなかったと県警はみている。逮捕後の調べにイー容疑者は「今は言いたくない」、タン容疑者は「殺すつもりはなかった」などと供述しているという。

共有
Exit mobile version