ドイツ西部のボンで2日、前日の受刑者交換で解放されたロシア人の元受刑者3人が、記者会見を行った。出席したロシア野党指導者のイリヤ・ヤシン氏は「ロシアの政治家として、私はロシアにとどまらなければと思っていた。絶対に交換しないでくれと頼んでいた」と述べ、解放を拒んだことを明らかにした。
出席したのはロシアに収監されていたヤシン氏のほか、ジャーナリストで反体制派の活動家ウラジーミル・カラムルザ氏、反体制活動家のアンドレイ・ピボワロフ氏の3人。
ヤシン氏は記者会見で、「自分の意見を述べる権利と自分の国で暮らし働く権利のために、刑期を過ごしていた」と語った。そのため、恩赦を求める自白書や供述書への署名を促されたが、拒否していたという。
目障りな反体制派の「国外追放」
自分がロシアを去れば、政権…