川崎市川崎区の住宅で女性(20)の遺体が見つかった事件では、女性が元交際相手の男(27)=死体遺棄容疑で逮捕=との間で様々なトラブルを抱えていたことが明らかになっている。女性から相談を受けていた県警の対応について、ストーカー問題に長年取り組むNPO法人ヒューマニティ(東京)理事の小早川明子さんからはどう見えたのかを聞いた。
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被害者は容疑者による暴力などの被害を警察に相談していただけに、最悪の結果になる前に一歩踏み込んだ対応を取ることはできなかったのだろうかと思ってしまう。亡くなったことはあまりに気の毒だ。
被害者が昨年9月にいったん被害届を出しながらその後に取り下げたという件については、容疑者から脅されていた可能性などは本当になかったのかと疑問に感じる。何かしらの問題が起きていると感じ取るべきだった。
被害者の意向を鵜呑みにしない対応が必要
被害者保護の観点では、加害…