ソウルの憲法裁判所で2025年2月13日、弾劾審判に出廷した尹錫悦大統領=東亜日報提供

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の罷免(ひめん)の可否を判断する弾劾(だんがい)審判の第8回弁論が13日、憲法裁判所で開かれた。尹大統領が「非常戒厳」を出した際に国会に向かった韓国軍の首都防衛司令部のチョ・ソンヒョン第1警備団長が証人として出廷。上官の首都防衛司令官から議員らを引きずり出すよう指示を受けた、と証言した。

 一連の弾劾審判で議員らを引きずり出すよう指示を受けたとする認識を示した軍関係者は、郭種根(クァクジョングン)前陸軍特殊戦司令官に続き2人目。

 チョ団長は昨年12月4日午前0時半~1時ごろ、李鎮雨(イジヌ)前首都防衛司令官から「(国会議事堂の)内部に入って議員らを引きずり出せ」と指示されたと述べた。戸惑ったチョ団長は5~10分ほど後に李前司令官に再び電話し、「私たちが単独で出来ることではない」などとして再検討を求めたという。

 チョ団長は、後続部隊には国…

共有
Exit mobile version