昨年9月、業績悪化により地域唯一のスーパーが閉店した鳥取県八頭町の旧八東町地区。このスーパー跡地に15日、スーパーの機能を併せ持ったコンビニ「ローソン八頭町丹比(たんぴ)店」がオープンする。肉や魚、野菜などの生鮮食品を扱うとともに、営業はコンビニらしく24時間。農村部の「買い物難民」の救世主となるのか注目される。フランチャイズ経営する瀬戸商店(鳥取県若桜町)の瀬戸和由社長(58)に開店への思いや営業方針などを聞いた。

 ――出店のきっかけは

 ちょうど近くでフランチャイズ経営していたローソンの移転を検討していた。(閉店スーパーの跡地利用で)県と八頭町から資金援助を受ける条件がスーパーの機能を持った店だったので、コンビニとスーパーを合わせた店にすることにした。

 ――品ぞろえなどは

 店舗面積は一般的なローソンの約1・5倍と広い。生鮮食品はエスマート(鳥取市を中心に展開するスーパー)から毎日仕入れ、約100品目並べる予定。レジは3台のうち1台がセルフ式。イートインコーナーも設ける。

 ――24時間営業とする狙いは

 深夜に訪れる客は少なく、人…

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