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広島女学院中高マンドリンクラブの部員だった大下真由さん(左)と松江亜紀子さん=大下さん提供
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 全国高校ギター・マンドリン音楽コンクール(全日本高校ギター・マンドリン音楽振興会、朝日新聞社主催)は、ギターやマンドリンに打ち込む中高生にとって「夏の甲子園」のような舞台だ。

 7月26、27日に大阪府吹田市で開かれる今年のコンクールのフィナーレを飾る特別ゲスト演奏には、デュオ「Pino(ピーノ) Bozzolo(ボッツォロ)」が出演する。

連載 ギタマン♪

「ギタマン」の愛称で知られる全国高校ギター・マンドリン音楽コンクール(全日本高校ギター・マンドリン音楽振興会、朝日新聞社主催)が7月26、27日、大阪府吹田市の市文化会館で開かれる。全国16都府県から58校が参加し、日頃の練習の成果を披露する。

 2人は広島女学院中高(広島市)時代にコンクールに出場。練習に明け暮れた日々を経ていま、ギター・マンドリン音楽の尽きることない魅力を改めて感じているという。

 2008年に結成した「Pino Bozzolo」は、リュート・モデルノというマンドロンチェロに似た楽器とギターによる、異色のデュオだ。

 リュート・モデルノを弾く大下真由さん(43)は、広島女学院でマンドロンチェロに出会った。人の声に近い中低音楽器で、「ずっしりとした楽器を構えた時の、おなかに響く振動も気持ちいい」。

 合奏では、マンドリンのキラキラとしたメロディーを支えることが多かったが、「のびやかで迫力がある音で、ここぞという時にメロディーの見せ場がある」と、マンドロンチェロの魅力を語る。

 リュート・モデルノは、マン…

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