子どもたちの意見を区政に――。東京都品川区は7日、区内在住の小学生を対象にした「品川区こども会議」を開いた。小学1年~6年生の男女9人が参加し、活発な議論が繰り広げられた。
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3班に分かれてグループワークを行った。「笑顔にあふれるまち」、「自分らしくいられるまち」、「しあわせになれるまち」のテーマについて、実現するためにあるといいものや、区にやってほしいことなどをそれぞれ話し合った。子どもたちからは「校庭のボールを増やしてほしい」「ボール遊びができる公園を増やしてほしい」「学校を品川区だけ週休4日にしてほしい」「大人も子どもも無料で楽しめる場所をつくってほしい」といった意見が飛び交った。保護者からも「先生やサポーターの数を増やして」「公園の和式トイレを様式に」という意見が出た。
3年の手塚黎香さん(8)は「いろいろな意見があって、みんなと相談して考えるのが楽しかった。品川区が大好きなので、またこういう機会があれば参加したい」。森沢恭子区長は「常識にとらわれない、率直な意見が聞けてよかった。子どもたちが感じていることを区政に採り入れて、改善していきたい」と話した。(野田枝里子)