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会見する岡山リベッツの羽場誠社長(左)と白神宏佑監督=岡山市南区
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 海外のオンラインカジノで賭けをしたとして、千葉県警に書類送検された2021年の東京五輪卓球男子団体銅メダリストの丹羽孝希選手(30)について、所属先の卓球Tリーグ、岡山リベッツが30日、丹羽選手との契約を解除したと発表した。

 リベッツの羽場誠社長と白神宏佑監督が同日、岡山市内で会見を開き、明らかにした。

 羽場社長らの説明によると、29日夕に報道機関の取材を受け、事態を把握。丹羽選手に確認したところ、暗号資産を使って海外のオンラインカジノで賭けをして、千葉県警から賭博容疑で書類送検されたことを認めたという。「違法だと認識していなかった」と話したという。

 羽場社長は会見で、「(丹羽選手に)違法の認識がなかったとはいえ、プロ選手が賭け事をしたことを非常に重く受け止めている。関係者に多大なるご迷惑をおかけした」と謝罪した。羽場社長を無期限の減俸100%、白神監督を年内の減俸30%とした。

 丹羽選手は12年ロンドン五輪に出場。16年リオ五輪で男子団体銀メダル、21年東京五輪で男子団体銅メダルを獲得。2022年から岡山リベッツに所属していた。

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