【新潟】第107回全国高校野球選手権(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場した中越の選手たちが15日、長岡市の学校に戻り、家族や学校関係者らの出迎えを受けた。昨夏準優勝の関東第一(東東京)に挑んだが高い壁に阻まれ、30年以上遠ざかっている初戦突破の夢は後輩たちに託された。
午後3時すぎ、選手たちを乗せたバスが同校玄関前に到着。「ありがとう」の横断幕を手にした家族や部員、OBたちが待ち構える中、選手たちが次々と、日焼けした顔を見せた。
萩野俊哉校長は「気持ちが出た、ひたむきで素晴らしい試合を見せてくれた。みなさんを誇りに思う」とあいさつ。本田仁哉監督が初戦敗退に言及し「心残りで責任を感じる」と述べる一方、「日本一が1%でも可能性があれば、ということで言い続けてきたが、甲子園で1%ではない手ごたえを確実に感じた」と力強く語った。
窪田優智主将(3年)は「全力でプレーできたことに喜びを感じた」と感謝を口にした。2年生の宮崎翔矢選手は「甲子園にキャプテンが導く姿を身近で見てきた。まず一勝したい」と取材に話した。