千葉市内のマンション。築57年になるが、外壁塗装なども済ませており外観は古さをあまり感じない=2025年5月22日、山田史比古撮影

 老朽化が進むマンションの再生を促すための改正法が23日に成立した。建て替えや売却に必要な住民による決議の要件を緩める内容で、一度は建て替えを諦めたマンションの管理組合は再チャレンジへ期待を寄せる。

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 「(築年数の経った)高経年マンションの管理組合にとっては、将来の選択肢が増え、そのハードルが下がるのは、ありがたい」

 千葉市内の分譲マンションで管理組合の理事長を務める男性(75)は話す。

 1968年の入居開始。5階建ての棟が30近く並び、約700世帯が暮らしている。

 築20年を過ぎたころ、建て…

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