「野球できないかも」、よぎった不安　オリ安達了一の言葉に励まされ

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　（17日、第106回全国高校野球選手権香川大会2回戦寒川2-4観音寺一）

　「支えてくれる人や仲間の思いに応えたい」

　そんな思いを胸に臨んだ試合で、最後の打者になった。

　2点を追う九回表2死一塁、打席に入った寒川の坂田颯良（そら）選手（3年）は必死に直球をとらえた。

　つまって遊ゴロとなった打球で、一塁走者がアウトになりゲームセット。泣き崩れて、しばらく立ち上がれなかった。

　高校野球への道のりは順風満帆ではなかった。

　小学4年生の時、大腸に炎症…