9月12日告示、27日投開票の日程が決まった自民党総裁選は、派閥による裏金事件が明るみに出てから初めての党首選びとなる。
- 自民党総裁選、9月12日告示・27日投開票に決定 選挙期間は最長
- 【そもそも解説】自民総裁選の「推薦人」とは? 争奪戦になることも
「政治とカネ」の問題に国民が強い不信感を持つなかで行われる今回は、選挙資金をどう抑え、いかに透明化するか、一般有権者の感覚を採り入れるよう、どのように開かれた形にできるか、選挙戦のあり方そのものも焦点となる。
20日午前、党本部。総裁選挙管理委員会が開かれ、日程が決まった。選挙期間は15日間。1995年に「12日間以上」と定められて以降はおおむね12日間が続き、2018年の13日間が最長だったがそれより2日間長い過去最長の日程になった。候補者同士の論戦をアピールすることで、裏金事件による政治不信を払拭(ふっしょく)し、党再生の足がかりにしたいとの思惑が浮かぶ。
この日の委員会では、巨額の…