静岡市駿河区の温泉施設の駐車場を利用したコースは、富士山の語呂に合わせて1周223メートルにした。職場仲間や友人同士が3人1組でチームをつくり、キャスター付きの事務いすに座りながら、2時間で何周できるかを競う耐久レース「いす―1(ワン)グランプリ静岡大会」の実行委員長を務めるのは、静岡市の生形秀之さん(48)。初開催の2023年は34、昨年は29のチームが全国から集まった。
いす―1に関心を持ったのは6、7年前、テレビの全国ニュースで取り上げられていたのがきっかけだ。
一つの「乗り物」を3人の選手が交代で操り、決められた時間で周回数を競う――。
20年余り前から参戦している国内最大級の二輪レース「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(鈴鹿8耐)と通じるものがあると感じた。
■鈴鹿8耐、今夏も参戦する現…