米ペンシルベニア州バトラーの選挙集会で13日、トランプ前大統領が銃撃されてから一夜が明けた。集会の参加者が取材に対し、恐怖の瞬間を振り返った。
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「何が起きたのか、まだのみ込めていない」
会場から車で5分の所に住むデザイナーのロバート・フィルポットさん(62)は14日、語った。

前日の夕方。トランプ氏が姿を見せると、会場の興奮は一気に高まった。腕を精いっぱい伸ばして動画を撮り始めたが、目の前を歩き回る人たちでよく見えない。もっと良い場所に移ろうと群衆に混じって歩き始めた時、パン、パン、パンと3回、乾いた音を聞いた。
「いまのは銃の音?」
近くにいた見知らぬ男性は「わからない」と答えた。そこでまた、パン、パン……
「銃声だ!」
男性と声がそろった。
とっさにステージを見ると…