水泳の取材をするタイアナ・ロペスさん=2024年9月7日、パリ、河崎優子撮影

 8日に閉幕したパリ・パラリンピックの会場では、様々な障害のある記者や関係者が報道に関わった。現役選手も解説するなど競技の魅力の発信に一役買っている。

 「障害のある記者が水泳会場だけで5人いた。これまでは見かけたことも無かったのに」

 義足のブラジル人記者、タイアナ・ロペスさん(29)は、かつて取材したリオ、東京大会との違いに驚いた。今大会は記者用のエレベーターも設置され、「観客席だけでなく、記者席のバリアフリーも進んだ」と話す。

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