子どもの暴力 7万件が問うもの

 「暴力が、ごく一部の子どもではありますが、発生しています」

 そうメールを寄せてくれたのは、関西地方の学童保育で施設長をする男性(66)だ。

子どもの暴力 7万件が問うもの

 全国の小学校で確認された暴力行為が、2023年度は7万件に上りました。その文部科学省の調査結果を伝える記事には、学童保育の関係者からも意見が寄せられました。小学校以外の場から見える、小学生の暴力とは。

 2年前の冬、児童たちが雪合戦をしていた時のこと。

 「雪、ぶつけたからや!」

 顔に雪が当たった男児が、「猛烈に」腹を立てて暴れた。男性が抱きかかえても、男児の怒りは収まらず、男性の顔を10発ほど殴ったという。

 この学童保育では、約200人の児童が放課後を過ごす。

 暴力行為をするのは、気持ちを言葉で伝えるのが苦手な児童らにみられるという。言葉にできる子とできない子の差が、大きい印象だ。言葉にできないイライラが暴力になるのでは、と感じる。

 環境も影響すると感じる。外で体を動かせない雨の日は、トラブルが起きやすい。猛暑が続いた昨夏は、ほとんど外に出られなかった。最近の気候は「ストレスもたまる」と思う。

 「子どもが等しく言葉を身に…

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