「電気は夜が安い」という常識が変わりつつある。太陽光発電を中心に再生可能エネルギーの導入が進んだためだ。電力の「昼シフト」は、大手電力よりも新電力が熱心だ。再エネ活用を促す温暖化対策になるだけでなく、消費者も恩恵を受けられる場合がある。
- 大手電力、電気の「昼シフト」プラン続々 余剰再エネをなるべく活用
- 【そもそも解説】再エネ制御、急増の背景と減らすためにできること
千葉県船橋市のインスタグラマーのなあたン(40)は、自身の体験を元にした節電術や暮らし方のヒントを発信している。現在のフォロワーは7・8万人で熱心なファンも多い。
スマホに毎日届く「でんき予報」
スマホには毎夕、契約する新電力「Looop」から翌日の「でんき予報」が届く。同社が電気を仕入れる日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格などを元に、30分ごとの電気料金が示されている。市場価格は需給バランスで変わるので、電気が余れば下がり、逼迫(ひっぱく)すれば上がる。時間ごとの料金を比較して、いつ電気を使うのかを考える。
なあたンの1日は、午前6時…