韓国南部の慶尚南道・陜川(ハプチョン)で6日、原爆犠牲者の追悼式が開かれた。陜川には日本の植民地支配下で広島に渡り原爆の被害を受けた人が多く、「韓国のヒロシマ」とも呼ばれる。
韓国原爆被害者協会が主催した式には、被爆者や遺族、韓国政府や地元自治体の関係者、日本の支援者や在韓日本大使館の公使らが参加した。
広島で胎内被爆した韓国原爆被害者協会の李圭烈(イギュヨル)会長(79)はあいさつで「(被爆者は)貧困と差別、後遺症など苦痛の80年だった」「精神的、肉体的な苦痛と社会的偏見の中でも原爆被害者と遺族は懸命に生きてきた」と述べた。
一方で、「世界の至る所で起きている戦争に対し核兵器の使用禁止と世界平和を叫んできた」とも述べ、非核・平和運動の重要性を訴えた。
また、2歳の時に広島で被爆…