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録音会で使用されるE129系車両=JR東日本新潟支社提供

 鉄道の走行音や車内放送、機械の作動音など様々な音を愛好する鉄道ファン「音鉄」。JR東日本新潟支社が5月24日、そんなテツたちのため、録音専用の在来線車両を用意する。録音の邪魔にならないよう、空調などをオフにする念の入れようだ。

 同支社によると、支社独自の新幹線の録音会は開催したことがあるが、在来線は初めてという。

 今回の在来線車両は、新潟県内の各路線や上越線で群馬県まで走っている「E129系」。当日は2両編成が午前と午後に分けて信越線の新津―羽生田駅間と新津―東三条駅間をそれぞれ往復する。

 午前コース(午前9時半~11時50分)は、走行音のほかドアコックの操作音、コンプレッサーの作動音、高速での走行音、曲線での速度調整音、ATS(自動列車停止装置)の起動音が録音できる。参加料は5500円。

 午後コース(午後1時半~4時20分)は午前コースの内容に加え、ブレーキ操作を常用から非常用に変える際に噴き出す空気の音や、普段の運行では使われない自動音声が流される。6千円。

 午前と午後とも中学生以上が対象で、定員はそれぞれ30人。5月18日まで参加募集中。同支社のJREモール(https://event.jreast.co.jp/shop/detail/a013)で会員登録して購入する。

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