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 駿河湾と台湾近海に生息するサクラエビの間に遺伝的なつながりがあることが、日台の研究者による共同研究で分かった。両海域は約2千キロ離れているが、個体の行き来があり、黒潮の流れが大きく関わっているとみられる。記録的不漁が続く駿河湾での資源管理のヒントにもなりそうだ。

 研究をまとめたのは、東京大大気海洋研究所の平井惇也講師と東海大海洋学部の西川淳教授ら。論文が科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。

 美しさや栄養価の高さから「駿河湾の宝石」とも呼ばれるサクラエビを専門とする漁が行われているのは、駿河湾と台湾周辺だけとされる。大量に現れるのは両海域など一部の海に限られるが、その理由は不明で、サクラエビが何を食べているかも一部しかわからないなど、生態の謎が多いという。

 研究グループは、駿河湾産5…

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